その昔、となりの投資家まつうらじゅんというブロガーがいて、「金を稼ぐなんて簡単だ。成長企業に集中投資する。これだけでいいんだから。」と語っていたという。
かくして彼はアダストリアホールディングス(2685)に集中投資をし、ハーメルンの笛吹男の如く、読者のよいこたちに向かって熱く説法を行い、その正当性を煽りまくっていたのである。
…
多くの投資家がまつうらじゅんの語る言葉に酔いしれ、膨大な数の信者が生まれた。
だが、アダストリアは暴落し、彼らはとんでもない爆損の世界に叩き落される。
阿鼻叫喚の地獄のなかで信者たちは暴徒と化し、コメント欄は凄愴たる修羅の世界を示現、その結果、ブログは閉鎖された。
…
上記のまつうらじゅんが、バフェット太郎の前世だと言われている。
日本株で爆死したまつうらじゅんが米国株に転生し、バフェット太郎として生まれ変わって、「米国株投資なんてスタバでフラペチーノを飲むぐらい簡単だ」と語っているらしい。
そしてまた、投資を始めたばかりのよいこたちが米国株村のハーメルンの笛吹男に連れられて、高配当株投資という餓鬼道に誘われてゆくのだ。
…
魂は連綿と続いている。
死は終わりではなく、新たな生の始まりに過ぎず、炎上香具師はあたかも活仏のように転生して衆生を怪しげな方向へと導いてゆくのである。
その業(カルマ)の尽きることなし。
合掌
2 件のコメント:
やっぱりKさんがナンバーワン!
この話も色々な所でよく言われている点ですが、彼の熱心なファン…はいるか分からないので、まぁ彼本人からしたら、「だから何なん?むしろ別名義で1から新しく注目を集めるブログを作れることの方がすごくない?誤魔化さず、辿ればちゃんと過去が分かるようにしてあるのも誠実で偉くない?過去の失敗を活かして、全く新しいポートフォリオを考案して、本まで出すの、かっこよくない?」といった感じで、そんな話は屁でもないのかもしれませんね。
熱心なファンはあまりいないように思いますが、それでも、色々言われながらも結構な数の固定読者を掴んでいるのは、彼の強さと言うべき所でしょうか。
個人的にはやっぱり、論理は弱いし、話は面白くないし、褒めるべき点は面の皮の厚さしか見当たらないしで、読者が離れていかないのが正直不思議でなりませんが、多少粗があろうが何だろうが強く言い切ってくれると頼れるし信じられる、最悪ウソでもいいから、何か絶対の指針が欲しい、なんて人には受けて、そしてそういう弱い人が世の中にはかなり多いのかな、という気がします。
そういった人々・・・市場平均を下回っても、AMZNやAAPLに桁違いのパフォーマンスを見せ付けられても、長い目で見ればこのやり方が正しいし、最後は勝つ(断言)という主張に感化されてしまうような人々にとっては、前世が何であろうと関係ないのかもしれないですね。
『名前は変わっても、まつじゅんの魂は私から子供へ、子供から孫へと受け継がれていくし、
そうやっていつかじゅんのDNAと混ざり合うから。
それがファンとじゅんとのEternalだし。 』
…なんてどこかで聞いたことある気がする声がぼんやり頭に浮かんできました。
一応最後、自分自身のポリシーに則り、きちんといい点も指摘しておくと、やっぱり、ある意味新興宗教みたいなもので、何か縋るものが欲しい人のシンボルにはなっていて、その意味で、そういう弱い人たちの力にはなってくれているのかな、という気はします。
そのことの善悪や将来の成績の良否は抜きに、何か指針がないと相場で戦うことなんて絶対ムリ・・・といった人を相場に繋ぎとめてくれているという点で、とても大きな役割を果たしてくれているのは間違いないことでしょう。
そして、どのような形でも読者、特に(自分で考えることをあまり得意としない、広告をクリックしがちなという意味で)極めて優良な読者を多く抱えて収益を上げていること、これは文句なしにすごい点ですね(改めて、そのことの善悪は置いておくとして)。
もう少し話に優しさが加わればもっと読者を増やせるように思うので、そう変わってくれることを期待します・・・と、謎の上から目線のアドバイスで〆るとしましょう。
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