冬の海を見渡す崖の上に一人立ち尽くし、強風に向かって両手を広げ、その圧力を掌に感じながら「おっぱいを揉みたい!」と叫んだ。
その刹那、風が止み、GE坊やは嗚咽しながら地面に崩れ落ちたのである。
…
これまで、GE坊やは長きに渡りサツマイモで命を繋いできたのであるが、今年の相場に調子をこいてコストコのUSプライムビーフなどを爆食するようになってから、とみに胃を悪くした。
思えば、相場が悪い時ほど私の身体は壮健であった。
見知らぬ街を夕暮れに向かって果てしなく歩き、号泣しながら繁華街を疾走し、壁を殴り、木に駆け登り、両手を揉みしだいて足を踏み鳴らしながら絶叫していた日々…。
これら粗食と運動が、ホモサピエンスとしての根源的な力を高めていたのかも知れぬ。
翻って今年の相場は実に平穏であり、GE坊やの生活は安逸を極めたが、このような状況が続けば成人病一直線ではないか。
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