2024年3月30日土曜日

一寸先は闇





株式市場を取り巻く状況が劇的に変化している。


新NISAの開始、日経平均4万円突破、爆発的な円安の進行…。


SNSを見れば億り人が激増、FIREを達成して理想の生活を手に入れた人たちで溢れている。旅行をしたり、カフェを巡ったり、図書館に行ったり、大切な人と時間を過ごしたり…、実に幸せそうだ。

また、これから投資を始める人たちも、将来の爆益を夢見て希望に胸を膨らませている。


GE坊やが米国株投資を始めて、はや13年が経つ。


米国株では散々な目に逢ったものの、ここ数年は日本株の爆上げによってGE坊やの資産も順調に増加した。


そのGE坊やは一体どのような生活を送っているのか?というと、路上で喧嘩が勃発し、バトルに明け暮れる状態となっている。

さらなるバトルに備えてジム通いを再開し、筋トレおよびバルクアップのための牛馬飲食、戦闘瞑想に励んでいるところだ。



FIREしたら何をしたいのか?
何を手に入れたいのか?
理想の生活とは何か?


GE坊やにとって、そのような高尚な問いは意味を失った。

いま必要なのはカネでも時間でもなく、ただ一つ、「武力」である。


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【参考】

梵論梵論と言ふもの、昔は無かりけるにや。
近き世に、梵論字、梵字、漢字など言ひける者、その初めなりける、とかや。
世を捨てたるに似て、我執深く、仏道を願ふに似て、闘諍を事とす。
放逸無慚の有様なれども、死を軽くして、少しも泥まざる方の潔く覚えて、
人の語りしままに、書き付け侍るなり。

兼好 徒然草