史上初めて、ダウ平均株価が3万ドルを突破した。
大統領選の結果が出る前から「米国株は爆上げします」と予告してきたが、まさに見立て通り、米国株式市場は爆上げに次ぐ爆上げを示現している。
このような展開はGE坊やの目に、非常にクリアに見えていたので驚きはない。
誰でもわかる。
これから米国株式市場は史上空前のバブル相場に突入する。
すべてを完全に読み切った時、GE坊やを襲ったのはむしろ寂寥感であった。
株価の変動に一喜一憂し喚き散らしていたホットな時代を思い出し、ほのかなノスタルジーを感じることもあるが、もう後戻りすることはできない。
私は、ひとつ高いステージに進んでしまったのである。
投資ブログやTwitterも見ずに、ただカニエ・ウェストを聴き込んでいた。
ネット上でインフレーションする所謂「投資情報」なるものはすべてノイズであり、まったく見る必要がない。
また、もはやいかなる「投資戦略」も必要ない。
無頓着、あるいは自由自在。
ただ株式を保有して呼吸しているだけで勝手に資産が増えていく、そんな世界に私は生きている。